シミエン山地で過ごした2年間

2018/05/07

27歳の時、エチオピアのベゲムディールニにあるシミエン山地に国立公園を設立することになり、シミエン山地に向かいました。山への道のりは車道がなかったため、徒歩や馬、ラバで移動し、必要な物資も同じようにして運びました。また1ヶ月に一度、20人ほどのレンジャー隊と共に10日間のパトロールをしていましたが、その時もやはり馬やラバでキャンプ道具や物資を運びました。時にはロバを使うことがありましたが、私はこのたくましく辛抱強い小さな動物が大好きでした!シミエン山地には2年以上滞在しましたが、いつも車を置かせてもらっていた警察署から山の中に建てた私の家までは、その時の山道の状態や、途中で何をするかによって差はありましたが、だいたい4時間から8時間の道のりでした。

ニコルとレンジャー

シミエン山岳国立公園に観光客が受け入れられるようになると、馬やラバを使って荷物を運ばせる人が多くなりました。そして、いろいろな人が馬やラバに乗って山や森を移動しました。私はその時、山や森で馬に乗るには、馬とその地形についてしっかりとした技術と知識が必要だということに気付きました。そして実際に十分な技術と知識を持ち合わせている人はほんの一握りで、多くの場合、乗り手も馬も危険にさらされているのが現状でした。

このエラーメッセージは WordPress の管理者にだけ表示されます

エラー: アカウントに接続できません。

アカウントを接続するには、Instagram Feed の設定ページに移動してください。