馬のいる暮らしへ

2018/05/07

その後、林野庁と提携しながらアファンの森に隣接している密集した杉林(国有林)の管理をすることになり、八丸さんと岩間さんにぜひ馬を連れて黒姫に来て杉の運搬作業に協力してもらえないかとお願いしました。森に重機を入れることで森の土台を踏み固めたくなかったのです。

その時になって森や私たちの暮らしに馬を取り戻したいと強く思うようになりました。そのためには解決すべき問題や、学ぶべき知識がたくさんありましたが、それでもそのための努力や費用、懸念を負ってでもやってみる価値はあると考えました。

わずか50年前の日本の田舎では馬を労力として利用する伝統や習慣が残っていましたし、馬は日本人の歴史と文化の一端を担っていました。人類にとってもっとも長い動物のパートナーは犬ですが、次世代のパートナーは猫であり、馬でしょう。幸運なことに、犬、猫そして馬はとても相性がよく、私たちの暮らしを豊かにしてくれます。馬が森で働き、旅に必要な道具や物資を森や山に運べば、それは旅人にとっても貴重な体験となるはずです。

私は人生を通して多くの時間を馬と過ごしてきましたが、専門家ではありませんし、私たちのスタッフもまた同じです。しかし、私たちにはよき協力者である専門家がいます。現在は、多くのサポートを受けながら、茶々丸と雪丸という2頭の馬の世話をしています。気まぐれで、時に頑固者であるこの2頭は、私たちの暮らしにとっておきの幸せをもたらしてくれるのです。

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